新任の保育士としては、新しく配属になったばかりの保育所では、右も左も分からず、どうしてよいか分からない場面に直面することが多々あります。
しかし、就職した保育園では、どの先輩も忙しそうに仕事をしており、聞きたい事があっても果たして聞いてよいのか悪いのか？
判断に迷っている間に、結局質問せずに一日が終わるのなら、まだましな方です。
子供たちが泣きだしたりするなど、何か急な問題が発生したときに、相談できないと、まるで放置されているような気がしてなきそうになりますよね。
そんなとき、初任の保育士としては、どのような心構えで、どのように行動を取れば良いのでしょうか？
新人保育士が、忙しそうな先輩保育士さんに聞きたい事を質問する方法
新人保育士の立場としては、入ったばかりの保育施設の中、先輩保育士さんたちに挨拶をするくらいでも精いっぱいだと思います。
しかしながら、保育所内では現場は常に動いています。
のんびりと誰かの助けを待っていても、先輩保育士さんは日々のルーチンワークと園児たちの対応で、新人保育士さんの様子を常に見ることができない場合もあります。
そんなときは、後輩である新人保育士さん自らが先輩に声をかけて質問する必要があります。
ただ、先輩保育士さんたちに聞きたい事を相談する際は、ひと声
「すみません。あの、ちょっと今伺ってもよろしいでしょうか？」
と、申し訳程度に言葉を添えてながら相談するようにしましょう。
たった一声だけでも丁寧にすることで、先輩保育士さんたちの後輩から受ける印象は随分と変わります。
ここで、本当に先輩保育士さんが忙しくて手が離せない状況だと
「今はちょっと忙しいから、後でまた聞いてくれる？」
と断られることもあります。
その場合は、少し時間をずらした後、落ち着いたかな？と思った時にもう一度話しかけましょう。
子供たちの体調の悪化や様子の変化など、急な判断を迫られるような場面でしたら、別の保育士さんや主任保育士・園長先生に相談しても良いでしょう。
また、先輩保育士さんから分からないことを教えてもらったり、急な対応を助けてもらった場合は、きちんと
「ありがとうございました」
とお礼を忘れないように言いましょう。
自分から学んでいく姿勢を忘れず行動しよう
少し前まで学生で、新卒で就職した保育士さんは、保育園就職直後は社会人の厳しさを目の当たりにする瞬間でしょう。
新任の保育士さんには、いつでも相談できる先輩を１人付けるなどしてくれれば仕事もやりやすいのですが、保育園の規模や保育士の在籍人数によっては、そこまでの余裕がない保育園もあります。
毎日険悪なムードで殺伐とした保育園だと、他の雰囲気の良い職場を当たった方が良い可能性もありますが、まずは自分から学んでいく姿勢を忘れず、いろんなことを積極的に覚えようという気持ちで保育に臨みましょう。
「保育士が苦しいのは当たり前」な時代はもう終わったって知ってます？保育士も二極化の時代に乗り遅れるな！
これまで「保育士が[キツイ・汚い・安い]の三重苦の仕事なのは当たり前」と見られる風潮がありましたが、すでに保育業界も二極化の時代に突入しています。
もう少し詳しく言うと、「辛くて給料安いのは当たり前だから」と当然のように保育士の待遇が悪いままにしている保育施設と、「働く環境を整えなければ、将来のための良い保育も出来ないし、保育士も育たない！」と考え、積極的に待遇改善へと動く事業者に分かれてきているのです。
保育園も、内外両方から見て魅力ある「本物の保育所」だけが選ばれる時代がやってきているのです。
この流れは今後ますます強くなっていくことは明白です。
つまり、あなたが今、自分の待遇や職場環境に大きな不満があっても、その場にとどまり続けていては、苦しい状況はずっと続くのです。
一方で、就職で良い職場に入れた保育士さんや、自分に合う保育所を探している人には、明るい未来を掴み取る可能性があります。
もし、あなたが今の環境に不満を持っていたり、これから保育士になろうと考えているのであれば、真剣に自分にマッチした保育士求人を探してみてはいかがでしょうか？
他の保育所に転職して、余裕を持って働いている保育士さんも大勢います。
あなたのちょっとした行動一つが、あなた自身の人生を大きく変えるキッカケとなるかもしれません。
保育士求人の現状と転職業界の真実(現役保育者・保育士になりたい人へ)
