フローレンスは、2004年に代表理事の駒崎弘樹さんが創立したNPO法人で、「親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決する」をミッションとしている認定特定非営利活動法人です。
フローレンスは、これまで必要とされながらも制度の問題もあり、普及がなかなか進まなかった病児保育施設の問題に対し、「非設置型病児保育」という新しいモデルを開拓した病児保育事業の先駆者です。
フローレンスの特徴 病児保育事業では新たな仕組みを次々導入する
フローレンスの病児保育事業では、こどもレスキュー隊員と呼ばれる在宅病児保育の導入から、当日8時までの依頼には100%ほいくスタッフを派遣、提携医師の往診、月会費制、病児保育専門の教育研修制度など、これまでの保育業界では前例のない病児保育への取り組みを次々に導入しています。
その結果、これまで施設型の病児保育では対応しきれないニーズにも応えることができ、会員は4000名を突破。
病児保育の利用者からの評判も高く、業績を順調に伸ばしています。
待機児童や障害児保育の問題にも取り組むフローレンス
他にも、待機児童や障害児保育の問題にも力を入れています。
待機児童では、都心の空き物件を利用したおうち保育園を導入し、小規模保育園で待機児童問題解決へと動いています。
障害児保育では、日本初の障害児保育所ヘレン、障碍児訪問保育アニーを開設し、雇用率5%だった障害児の母親の常勤雇用率を88%へ上げるなど、数字でもわかる結果を出しています。
また、ひとり親・シングルマザーの低所得による子育て問題についても、寄付を募って格差解消の助けになる行動をとっています。
フローレンスの理念 保育園の教育方針
フローレンスは、自身を社会問題解決集団と位置づけており、実際に保育関連の社会問題に対して積極的に、そして独自の行動を見せています。
社会問題解決集団
私たちは「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現を目指す、社会問題解決集団フローレンスです。「訪問型病児保育」「障害児保育」「小規模保育」など、常識や固定概念にとらわれない新たな価値を創造するイノベーター集団として、これからも走り続けます。
社会問題を解決する理由
親だけが子育てする社会から、社会全体でそれを支え、共に子ども達を育むことがあたりまえの社会を実現したい-。しかし子育てと仕事の両立の困難、子どもの貧困、虐待、孤独な子育て……社会問題は山積しています。そこで、私たちフローレンスは親子の笑顔をさまたげる社会問題への「小さな解」を事業として生み出し、自ら実践しながら政治や行政と共に制度として広げ、全国に広がることで多くの親子が救われるよう、社会問題解決のイノベーションを牽引していきます。
(参考:フローレンスホームページより url:https://florence.or.jp/about/)
特に、フローレンスの病児保育への取り組みは社会でも評価され、フローレンスがモデルになった漫画「37,5℃の涙」はテレビドラマ化されました。
子どもは37,5度以上熱を出すと保育園に預けることができません。
フローレンスは「子育て家庭の当たり前のインフラ」として、仕事と子育ての両立が持続可能な社会を実現してい食ことを目標としています。
フローレンスの働き方改革の口コミ評判 長時間労働問題を会社内でも解決
フローレンスは、日本社会で父親が子供と過ごす時間が一日20分未満であることを重く受け止めており、社内でも週1回は在宅勤務にし、フリーアドレス性のオフィスにするなど長時間労働を解決できるよう仕組みを作っています。
そのためか、労働環境においては、フローレンスで働く社員からの評判もおおむね良好です。
残業や長時間労働を強いられる事が多い保育士ですが、フローレンスでは働きがいがあり、そして働きやすいという口コミが印象的でした。
積極的に問題解決へと動き続けるフローレンスの動きに、今後も注目したいところです。
「保育士が苦しいのは当たり前」な時代はもう終わったって知ってます?保育士も二極化の時代に乗り遅れるな!
これまで「保育士が[キツイ・汚い・安い]の三重苦の仕事なのは当たり前」と見られる風潮がありましたが、すでに保育業界も二極化の時代に突入しています。
もう少し詳しく言うと、「辛くて給料安いのは当たり前だから」と当然のように保育士の待遇が悪いままにしている保育施設と、「働く環境を整えなければ、将来のための良い保育も出来ないし、保育士も育たない!」と考え、積極的に待遇改善へと動く事業者に分かれてきているのです。
保育園も、内外両方から見て魅力ある「本物の保育所」だけが選ばれる時代がやってきているのです。
この流れは今後ますます強くなっていくことは明白です。
つまり、あなたが今、自分の待遇や職場環境に大きな不満があっても、その場にとどまり続けていては、苦しい状況はずっと続くのです。
一方で、就職で良い職場に入れた保育士さんや、自分に合う保育所を探している人には、明るい未来を掴み取る可能性があります。
もし、あなたが今の環境に不満を持っていたり、これから保育士になろうと考えているのであれば、真剣に自分にマッチした保育士求人を探してみてはいかがでしょうか?
他の保育所に転職して、余裕を持って働いている保育士さんも大勢います。
あなたのちょっとした行動一つが、あなた自身の人生を大きく変えるキッカケとなるかもしれません。
保育士求人の現状と転職業界の真実(現役保育者・保育士になりたい人へ)