自分の意思を言葉で上手く表現できない幼い子供たち。

そんな子供たちのケンカの中には、他の園児に噛みついてケガをさせてしまう子どももいます。

 

保護者からすれば、目に入れても痛くないような子供が、怪我をして、それも誰かほかの子に噛みつかれたようなことがあれば一大事だと憤慨する方もいます。

その上、保育園からは何の連絡もなく、普通に子供を預かって降園させたのですから、「保育士たちはうちの子をきちんとみてくれていないのではないか?」と疑心暗鬼になってしまいます。

 

ただ、保育士としても、普段から注意して子供たちの様子を見る努力はしていますし、子供同士の争いが起これば、それを仲裁しに入るのは当然の責務として対応します。

「できる限り努力しているのに、何も見ていないように一方的に言われてしまうのはツラい・・・。」

保育園と自宅では、一度に見る子どもの数も時間も違います。

子供を預かる保育士としては、家の中と外を同じ目線で見ることは難しい現状を分かってもらいたいところです。

 

保育士の目に見えないところで発生する子供のケンカ・噛みつき行為の原因を探る

 

噛みつき行為があったことが分からずに家に帰らせてしまう原因として、子供たちの噛みつきが保育士たちの業務が忙しく、かつ園児たちが密集する昼食時などに起こることが考えられます。

そこで、なぜ子供の噛みつき行為に気づけなかったのか?いつ、どこでケンカが発生したのか?

保育所の職員全員で原因を探り、今後の対策について考えていかなければなりません。

 

子供が噛みつく現場に、集団で集まっている時に喧嘩が起きやすいなどの特徴があれば、園内研修などで職員全員と知識を共有し、同じ事件が起こらないよう予防します。

できれば、定期的に専門家のもとで、子供のトラブルの対処法や予防法について深く学べる機会を設けておくのがベターです。

 

噛みつき行為やケガのクレーム対応では、真摯に受け止める姿勢を

 

保護者から「子供が噛みつかれたのに、誰も気づかなかったのか!?」とクレームの電話がくることは苦しいことですし、全ての事件現場を見逃さないというのは厳しいです。

しかし、保護者は子供たちの安全を脅かされているわけですから、まずは起こったことを進撃に受け止め「気づくことができず、大変申し訳ございません。」と謝罪する姿勢で対応しましょう。

 

中には、ちょっとした事で異常な反応を示し、保育園を攻撃したり、過度な要求を突き付けてくる保護者もいますが、これは保育所の現実を知らない人に多く見られます。

そのため、できるだけ保護者にも保育園の中身を知ってもらえるように、保育参観や保育参加の機会を設けることも大切です。

 

他にも、保育園からのおたよりなどでも、子供同士で遊ぶ際に、噛みつき行為などのトラブルが起こることを事前に教えておけば、「積極的に遊ぶからこそ噛みつきやケンカも起こることがある」ということを、保護者も深く理解を示してくれるようになるはずです。

また、保育園児のケンカのトラブルは、親である保護者同士の対立に発展してしまう恐れもあります。

保育所のことを深く知ってもらう事は、そうした保護者の見えないトラブルの予防にもつながっていきます。

「保育士が苦しいのは当たり前」な時代はもう終わったって知ってます?保育士も二極化の時代に乗り遅れるな!

これまで「保育士が[キツイ・汚い・安い]の三重苦の仕事なのは当たり前」と見られる風潮がありましたが、すでに保育業界も二極化の時代に突入しています。

もう少し詳しく言うと、「辛くて給料安いのは当たり前だから」と当然のように保育士の待遇が悪いままにしている保育施設と、「働く環境を整えなければ、将来のための良い保育も出来ないし、保育士も育たない!」と考え、積極的に待遇改善へと動く事業者に分かれてきているのです。

保育園も、内外両方から見て魅力ある「本物の保育所」だけが選ばれる時代がやってきているのです。

この流れは今後ますます強くなっていくことは明白です。

つまり、あなたが今、自分の待遇や職場環境に大きな不満があっても、その場にとどまり続けていては、苦しい状況はずっと続くのです。

一方で、就職で良い職場に入れた保育士さんや、自分に合う保育所を探している人には、明るい未来を掴み取る可能性があります。

 

もし、あなたが今の環境に不満を持っていたり、これから保育士になろうと考えているのであれば、真剣に自分にマッチした保育士求人を探してみてはいかがでしょうか?

他の保育所に転職して、余裕を持って働いている保育士さんも大勢います。

あなたのちょっとした行動一つが、あなた自身の人生を大きく変えるキッカケとなるかもしれません。

保育士求人の現状と転職業界の真実(現役保育者・保育士になりたい人へ)

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