少子高齢化の問題もあり、日本全体で働く人の人口は減り続けていますが、保育士の人材不足は、他の業界と比較しても高い数値を誇っています。

保育士の有効求人倍率を見ても、全国平均で2011年は約1.3倍だったのに対して、2016年は2.5倍近くまで膨れ上がりました。

5年間で2倍弱も倍率が高くなっただけでも驚きですが、この流れは当分続きそうです。

保育園の数はどんどん増え、幼保一体型の認定子ども園の開設も積極的に行われている保育業界ですが、「現場に人がいない!」と嘆く保育所は、今後ますます増えていくのではないかと思われます。

 

潜在保育士の掘り起こしで人材不足解消は成功するのか?

 

「保育士がいない」「働き手がいない」といっても、一応、保育士の資格を持つ保育士登録者数を見ると、全国に約120万人程度の保育士有資格者がいることは分かっています。

政府は、この保育士資格を持っているのにも関わらず、保育士として働いてくれない「潜在保育士」を掘り起こし、働いてもらう事で人材不足解消につなげようと動いています。

その一つが、賃上げや新たなキャリアアップ制度といった保育士の処遇改善策ですが、抜本的な対策とは言えません。

東京都の認証保育園や東京都独自の賃上げ等、地域によっては手厚い処遇が行われている半面、地域の格差はさらに顕著になりました。保育士資格を持つ人からも「それくらいの改善策では働こうと思わない」と言われる始末です。

政府もどれくらいの潜在保育士を掘り起こすことが可能であるか測りかねている点もあるかとは思いますが、今後の政策に期待しなければ、潜在保育士の掘り起こしによる人材不足解消は、順調にはいかないでしょう。

 

保育士の人材不足問題に脚光を浴び始めた、派遣社員と非正規雇用の社員

 

一方で、正規の保育職員の採用が難しいことから、派遣社員や非正規雇用の社員を活用して、保育園の健全な運営を図る保育事業者や、保育士専門の人材派遣サービスを行う会社も現れています。

派遣社員や契約社員というと、偏見を持つ人が多いのが実情ですが、非正規雇用の保育士・保育教諭・保育補助者を保育所に配置している保育施設は、全体の91パーセントにも上ります。

その内、非正規で保育士として働いている人の割合を見ると、平均はなんと42パーセント

冷静に保育所の運営状況を観察すると、いかに非正規雇用の子音や派遣社員の保育士が働く人がいない保育現場を支えているのかが分かります。

 

この保育業界の時代の流れを読み、場所によって最適だと考える保育士を送り、同時に派遣先の保育所のデータを集め、派遣先の保育所が健全な運営を行っているかを常に調べているような、新しい形の人材派遣サービス会社もあります。

今後は、正社員か派遣社員かというくくりではなく、適材適所で組織の形態に応じた人材配置が必須になってくるでしょう。

「保育士が苦しいのは当たり前」な時代はもう終わったって知ってます?保育士も二極化の時代に乗り遅れるな!

これまで「保育士が[キツイ・汚い・安い]の三重苦の仕事なのは当たり前」と見られる風潮がありましたが、すでに保育業界も二極化の時代に突入しています。

もう少し詳しく言うと、「辛くて給料安いのは当たり前だから」と当然のように保育士の待遇が悪いままにしている保育施設と、「働く環境を整えなければ、将来のための良い保育も出来ないし、保育士も育たない!」と考え、積極的に待遇改善へと動く事業者に分かれてきているのです。

保育園も、内外両方から見て魅力ある「本物の保育所」だけが選ばれる時代がやってきているのです。

この流れは今後ますます強くなっていくことは明白です。

つまり、あなたが今、自分の待遇や職場環境に大きな不満があっても、その場にとどまり続けていては、苦しい状況はずっと続くのです。

一方で、就職で良い職場に入れた保育士さんや、自分に合う保育所を探している人には、明るい未来を掴み取る可能性があります。

 

もし、あなたが今の環境に不満を持っていたり、これから保育士になろうと考えているのであれば、真剣に自分にマッチした保育士求人を探してみてはいかがでしょうか?

他の保育所に転職して、余裕を持って働いている保育士さんも大勢います。

あなたのちょっとした行動一つが、あなた自身の人生を大きく変えるキッカケとなるかもしれません。

保育士求人の現状と転職業界の真実(現役保育者・保育士になりたい人へ)

「ブランクあるけど保育士に復職したい!保育園復帰の悩みと再就職事情」

「保育士求人の探し方のコツ 保育士求人サイトの使い方」

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