事業所内保育所とは、一般企業や病院内で運営されている保育所です。事業所内保育施設と呼ばれています。

2015年から子ども・子育て支援新制度により、小規模保育、家庭的保育、居宅訪問型保育、事業所内保育の4つが地域型保育事業とされ、地域型保育給付が支給されるようになっています。

また、他にも厚生労働省が定める運営支援助成金により、事業所内保育所を開設しやすい制度ができあがっていることからも、事業所内保育施設は年々増えています。

 

事業所内保育所が開設されやすい理由

 

補助金政策が後押しする以上に、最近は事業所内保育所が開設されやすくなりましたが、その理由は女性社員の離職率低下や企業のイメージアップが期待されているからです。

例えば、ある大手企業の事業所内保育所は、広い園庭に120人の受け入れ人数が確保できる保育所を作ることで、女性の復職率を9割にまで上げることに成功しています。

また、IT系大手企業も、結婚や出産などを機に変化する女性のライフスタイルに合わせるため、保育所を開設しています。IT系ならではの教育システムやカリキュラムを実施することで、事業所内保育所ながらも、高い人気がある保育所になっています。

働く忙しいお母さんのために、布団やおむつを完備し、用意する荷物を無くすなど、キャリアウーマンの生活にマッチしたサービスを行うことで、自社で働いていない一般のお母さんからも、事業所内保育所は新たな注目を集めています。

 

そして、はじめは資金力と女性社員が多い大企業を中心に、事業所内保育所が開設されていきましたが、今後は仕事と子育ての理解を持つ中小企業の事業所内保育が増えていくだろうと考えられています。

 

病院内保育所や学校内保育所の需要が高い理由

 

病院や学校内の保育所が開設されるケースが増えてきました。

院内保育所や学校内保育所の需要が高くなっている理由ですが、病院では看護師をはじめとした女性社員が多く、その上24時間勤務体制なので保育所のニーズは自然と大きくなる傾向があります。

女性の従業員が要の病院や介護施設などでは、今後さらに女性の人員を確保するためにも、職場の魅力の一つとして保育所を開設する病院施設が増えていくでしょう。

 

また、最近では学校でも保育所を開園する所が増えていますが、こちらは教職員のニーズだけでなく、少子高齢化の影響で減り続ける学生の確保をするために、学校内で保育所を作る教育施設もあるようです。

 

「保育士が苦しいのは当たり前」な時代はもう終わったって知ってます?保育士も二極化の時代に乗り遅れるな!

これまで「保育士が[キツイ・汚い・安い]の三重苦の仕事なのは当たり前」と見られる風潮がありましたが、すでに保育業界も二極化の時代に突入しています。

もう少し詳しく言うと、「辛くて給料安いのは当たり前だから」と当然のように保育士の待遇が悪いままにしている保育施設と、「働く環境を整えなければ、将来のための良い保育も出来ないし、保育士も育たない!」と考え、積極的に待遇改善へと動く事業者に分かれてきているのです。

保育園も、内外両方から見て魅力ある「本物の保育所」だけが選ばれる時代がやってきているのです。

この流れは今後ますます強くなっていくことは明白です。

つまり、あなたが今、自分の待遇や職場環境に大きな不満があっても、その場にとどまり続けていては、苦しい状況はずっと続くのです。

一方で、就職で良い職場に入れた保育士さんや、自分に合う保育所を探している人には、明るい未来を掴み取る可能性があります。

 

もし、あなたが今の環境に不満を持っていたり、これから保育士になろうと考えているのであれば、真剣に自分にマッチした保育士求人を探してみてはいかがでしょうか?

他の保育所に転職して、余裕を持って働いている保育士さんも大勢います。

あなたのちょっとした行動一つが、あなた自身の人生を大きく変えるキッカケとなるかもしれません。

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